中小企業家同友会全国協議会 第46回定時総会 分科会

第1分科会 [中同協] 変革と継承

田山謙堂 氏 田山 謙堂
株式会社千代田エネルギー 取締役顧問
中同協 顧問
赤石義博 氏 赤石 義博
医療法人社団江楓会
あかいし脳神経外科クリニック 会長
中同協 相談役幹事

変革と継承

『労使見解』の起草と『人を生かす経営』実践への道
「経営とは経営者の生きざま」ともいわれます。戦後の激動の中で同友会運動の方向を模索した先人たちの苦闘の足取りは、「生きざま」の刻印でもあります。本分科会では、同友会創立時から運動に関わった田山顧問、ほぼ同じ時代から同友会と共に歩んできた赤石相談役の生きた経営と同友会運動の体験から学び、今後の「変革」と「継承」の課題を深めます。運動の到達点を確認しつつ、未来展望を切り開く熱い論議を交わします。

第2分科会 [中同協] 情勢認識

菊池進 氏 菊池 進
立教大学経済学部 教授
企業環境研究センター 副座長

2014年度の経営環境と情勢に負けない企業づくり

注目のDOR4〜6月期調査から見通す戦略とは
消費税が4月から導入されて注目の同友会景況調査(DOR)2014年4〜6月期はどうなるか。情勢分析の専門家、菊池教授が解き明かします。多くのアナリストは4〜6月期はマイナスになるも、7〜9月期以降は消費リバウンドの作用が起こるとしていますが、どうなるのか。また、同氏は調査活動から検証された企業づくりや同友会運動の意義についても洞察します。

第3分科会 [兵庫] 経営者の責任

田中信吾 氏 田中 信吾
日本ジャバラ工業株式会社 代表取締役社長
兵庫同友会 代表理事

企業の信用を創造し、「なくてはならない企業」へ

いかなる環境変化にも対応できる企業づくりと経営者の責任
経営者の責任と資質が問われている時代。いかなる環境変化にも対応しながら、理念、戦略を明確にして企業の信用を創造し「なくてなならない企業」になることが重要と語る田中氏。阪神大震災、失われた20年、リーマンショックなど度重なる危機の中で、チャンスとしてとらえ企業づくりを実践してきた報告から、今後の企業づくりの展望と経営者の責任を学び合います。
日本ジャバラ工業株式会社 会社概要
創業: 1957年
資本金: 4,000万円
年商: 26億円
社員数: 国内126名 / 海外120名
事業内容: 各種機械用ジャバラの製造・販売
HP: http://www.jyabara.co.jp

第4分科会 [福岡] 経営指針

中山英敬 氏 中山 英敬
株式会社ヒューマンライフ 代表取締役
福岡同友会 代表理事

経営指針に基づく全社一丸の企業づくり

一人ひとりの従業員と向き合い築いた相互信頼
サラリーマン時代に新規事業を任され全力で挑むが、事業の撤退が決まった。なぜなのか、納得出来ない。「会社がやらねば俺がやる」と資金ゼロから独立創業。「日本一のコールセンター」を掲げ、夢に向かい突っ走る。次から次へと苦難の連続。自らの意志で同友会に入会。支部例会や全国行事に積極的に参加する。経営指針書を作り、学びと実践の繰り返しで、苦難を乗り越え成長した。
株式会社ヒューマンライフ 会社概要
創業: 1998年
資本金: 1,000万円
年商: 5億7000万円
社員数: 183名(内パート113名)
事業内容: コールセンター業務全般の受託
HP: http://www.human-life.co.jp

第5分科会 [埼玉] 社員教育

小島秀孔 氏 小島 秀孔
株式会社ライフ白銅 代表取締役社長
埼玉同友会 社員教育委員長

社員と同じ目線の高さを忘れない

一人ひとりが自ら輝くきっかけづくりへの挑戦
一般社員で入社し21年目で社長に就任、現在8期目。人事や総務を担当した中堅社員時代、離職率の高さを目の当たりにし、自らも変わらなくてはと感じ始めました。また、新規事業の立ち上げなどに必死になって動いた幹部社員時代も、課題として抱えたものは社員の育成でした。会社を維持発展させる責務と、自らの一般社員時代の視点を大切にした、社員が主役となる環境づくりに現在も取り組み中です。
株式会社ライフ白銅 会社概要
創業: 1963年
資本金: 1億円
年商: 83億円(2013年3月期)
社員数: 227名(内パート・アルバイト200名)
事業内容: 石油事業(独自ブランドのセルフサービスガソリンスタンド経営・11店舗)、スポーツ事業(ゴルフ練習場経営・2店舗、スポーツクラブ経営・2店舗)、レストラン事業(ドトールコーヒーショップ経営・2店舗)
HP: http://www.lifehakudo.co.jp

第6分科会 [富山] 共同求人

坂井彦就 氏 坂井 彦就
三楽園グループ 代表取締役社長
富山同友会 共同求人副委員長

新規採用で、会社を変えた!

同友会で学んだ、経営者の姿勢と社員が育つ喜び
家業の温泉旅館に入社してみると、年配社員が多く、長時間労働も当たり前で、社員が入れ替わる日々。何とか活気ある職場に、良い会社にしたいと悪戦苦闘するも分からず、知人の紹介で2003年同友会に入会し、共同求人活動と出会います。以来、毎年新卒を採用しながら、労働環境改善、自主性を発揮できる仕組みづくりに取り組んでいます。10年が経過した今では平均年齢は32歳、自ら考え行動する社員が増え、企業ビジョン『社員が自慢のできる良い会社』を目指して、全社一丸となって挑戦中。
三楽園グループ 会社概要
創業: 1959年
資本金: 4,000万円
年商: 11億円(2013年実績)
社員数: 254名(内パート23名、アルバイト190名)
事業内容: 温泉旅館、エステサロン、宅配ピザ、飲食店
HP: http://www.sanrakuen.com

第7分科会 [香川] 女性リーダーの育成

古川祐規 氏 古川 祐規
株式会社ブライド・アンド・ブルーム 代表取締役
香川同友会 第12代女性委員会委員長

女性だからこその経営と地域づくり

共に成長できる組織づくりから学んだこと
女性委員長就任後、組織をイキイキと活性化させるために取り組んだこと。女性委員会はなぜ必要なのか?その意味を考え意義あるものにするには、同友会を通し地域のお役に立つことと理解し'かがわ女性起業塾'を発足。その意義を承継できるよう委員会理念を作成しました。政府の方針にある女性の活躍や社会進出を推進するのを受け私たちにできることは?それらを通した学びや気づきを報告し、分科会で学び合います。
株式会社ブライド・アンド・ブルーム 会社概要
創業: 2006年
資本金: 300万円
年商: 2,000万円
社員数: 3名(内パート・アルバイト2名)
事業内容: 婚礼の衣装レンタルと美容
HP: http://pirica-bb.com

第8分科会 [岩手・新潟] 中小企業家の絆

河野 和義
株式会社八木澤商店 取締役会長
岩手同友会

田村 満
株式会社高田自動車学校 代表取締役
岩手同友会 代表理事

宮崎 伸洋
株式会社給材 代表取締役
新潟同友会 副代表理事

中小企業家の絆 - 復興に挑戦

岩手同友会と新潟同友会は震災前から交流を深めていました。2011年3月11日東日本大震災が発生。惨状の全体像が明らかになる前に、「今このときにならないでいつやるのか」と被災地と全国との支援ルートの窓口になった新潟。そして、全国の想いを受けて、「一社もつぶさない、つぶさせない」と地域と企業の復旧・復興に尽力している岩手。中小企業家の絆が導いた教訓を明らかにし、今後の震災復興、復興への挑戦を学び合います。
岩手同友会・新潟同友会

第9分科会 [中同協] エネルギーシフト

井内尚樹 氏 井内 尚樹
名城大学経済学部 教授

エネルギーシフトで仕事づくり、地域づくり

日本における自然エネルギー普及の課題
井内氏は中小企業や商店街などの現場をくまなく調査し、地域や中小企業の活性化を研究してきました。また、南ドイツ、オーストリアにおける自然エネルギー生産やエネルギー産業、地域の状況などをくまなく視察してきました。そこから、地域の中小企業がどのようにすれば元気になるのかについて、自然の恵みである自然エネルギーの普及が課題といいます。分科会ではエネルギーシフトによる仕事づくり、地域づくりとエネルギー宣言(案)などを学び合います。

第10分科会 [群馬] 農業とエネルギー

澤浦彰治 氏 澤浦 彰治
農業生産法人グリンリーフ株式会社
群馬同友会 代表理事

農業における自然エネルギーの活用と共存

〜メガソーラー発電に取り組む真の理由とは〜
グリンリーフ株式会社、株式会社野菜くらぶ、株式会社四季菜、株式会社サングレイスの代表として、先進的な農業経営を実践してきた澤浦氏が、自然エネルギーを最初に導入したのは2003年、20kWの太陽光発電でした。また2006年には井戸の地下水を利用し、農業製品の冷却や冷蔵庫の冷房へ使用。2012年、さらに倉庫や工場の屋根に太陽光パネルを設置し、256kWの発電を開始。コレにより、農場で使用する電力量の17%を賄っている。そして本格的にメガソーラーを太陽光発電事業として、2012年にはグループ会社としてビオエナジー株式会社を設立。3.5MW、2.2MW、2.1MWと3箇所のメガソーラーを現在準備中。その真の理由とは?
農業生産法人グリンリーフ株式会社 会社概要
創業: 1994年
資本金: 9,550万円
年商: 約7億円
社員数: 70名(内パート・アルバイト47名)
事業内容: 有機野菜・こんにゃく芋等の栽培、こんにゃく製品の製造、漬物の加工販売等
HP: http://www.akn.jp

第11分科会 [愛媛] 中小企業憲章・条例

和田寿博 氏 和田 寿博
愛媛大学法文学部 教授
藤岡貞雄 氏 藤岡 貞雄
藤岡萬建設有限会社 代表取締役
愛媛同友会 東温支部 幹事
鎌田哲雄 氏 鎌田 哲雄
愛媛同友会 専務理事
三好貫太 氏 三好 貫太
松山市 産業経済部地域経済課 中小企業支援担当

地域に根ざす条例運動の鍵は産学官連携!

東温市と松山市の中小企業振興基本条例の制定と実践
東温市と松山市の中小企業振興基本条例の制定と実践について、産学官の連携に焦点をあてて報告します。愛媛同友会は近年、『人を生かす経営』総合実践の一環として地域連携を進めています。基本条例の実践は定石としての実態調査・条例制定・円卓会議に取り組むことにありますが、その条件は中小企業振興と地域の発展を目指す産官学の信頼が鍵です。産学官のパネラーで構成し、テーマを深め発信します。

第12分科会 [北海道] 同友会づくり

山口寿 氏 山口 寿
富田屋株式会社 代表取締役
北海道同友会 南しれとこ支部別海地区会 幹事長
大貝健二 氏 大貝 健二
北海学園大学経済学部 准教授

中小企業振興基本条例で地域が変わった!

別海地区会の"地域に責任を持つ同友会づくり"の実践
別海町は、酪農と漁業を主産業とする人口1万6千人の町です。2009年に『中小企業振興基本条例』が施行されますが、推進役となったのは07年に40名で誕生した同友会別海地区会でした。条例づくりの取り組みを通じて地域の課題が次々と浮かび上がってきます。まず取り組んだのは、地域住民と医療関係者の交流組織づくりでした。ついで、京都大学の岡田知弘教授に依頼して地域経済実態調査を実施。岡田教授の講演が縁となって地元高校生の京都大学への体験学習も実現します。12年度は、同友会、商工会で構成する別海町中小企業振興協議会から17項目の中小企業振興策を町に提言。内8項目10事業が予算化されました。現在、別海地区会の会員数は86名、組織率は30%に達しています。

第13分科会 [長野] 対外的な関係強化

福島一明 氏 福島 一明
株式会社北信帆布 代表取締役
長野同友会 異業種交流(企業連携)委員長

真に役立つ新たな"仕事づくり"と地域創造にむかって

これまでの社会や経済のあり方を見直す必要がある中、企業間さらに産学官金など外部資源との連携により、地域の中で真に役立つ新たな仕事を創りだしていくことが重要となっています。「例会づくり」「経営指針をつくる会」「共育講座」などに加え、4年前からスタートした「新事業をつくる会」(信州大学工学部等々・各関係機関、産学官金出会いの場)の活動の意義と実践から、これからの中小企業と同友会づくりについて報告します。
株式会社北信帆布 会社概要
創業: 1905年
資本金: 1,000万円
年商: 2億5千万円
社員数: 17名(内パート・アルバイト3名)
事業内容: テントハウス、テント冷蔵庫、機能テント等の製造・施工
HP: http://www.hanpu.jp

第14分科会 [中同協] 消費税問題

沼田道孝 氏 沼田 道孝
株式会社第一経済相談所 取締役
中同協税制プロジェクト 委員
埼玉同友会 副代表理事

中小企業は告発する!消費税8%は何をもたらしたのか

増税につぶされない経営体質・経営戦略はどうあるべきか
2014年4月からの消費税8%化は中小企業経営に大きな影響を与えました。5月、売上・採算がどう変化したか、増税分を価格転嫁できたか全国の同友会が調査しました。消費増税が中小企業経営に何をもたらしたのか、調査結果をもとに検証します。そして消費税の本質と望ましい税制を考え、増税につぶされない経営体質・経営戦略はどうあるべきか検討します。
株式会社第一経済相談所 会社概要
創業: 1964年
資本金: 4,185万円
年商: 8億3千万円
社員数: 96名(内パート・アルバイト4名)
事業内容: 経理・税務一般、経営指針づくり支援、ISO取得等支援、FP関連、許可、労務支援等
HP: http://www.daiichi-keiei.com

第15分科会 [中同協] 民法改正・保証問題

三宅一男 氏 三宅 一男
株式会社エピックホームズ 代表取締役
東京同友会 代表理事
坂本敏弘 氏 坂本 敏弘
計測検査株式会社 代表取締役
福岡同友会 北九州地区会長

民法改正、個人保証制度大改革にどう取り組み、経営に活かすか

1997年金融ビックバンとともに貸し渋り、貸しはがしの嵐が日本中を覆い、金融アセスメント運動に火がつきます。個人保証問題はその中核でした。それは中小企業憲章に引き継がれ『金融の円滑化』が謳われ、さらに民法改正を機に個人保証原則廃止の抜本改革が提起されます。私たちの運動は、昨年12月「経営者保証に関するガイドライン」として結実しました。これらをいかに生かすか、実践事例に学び論議します。

第16分科会 [新潟] 見学分科会

燕市磨き屋一番館

燕三条のものづくりと中小企業の連携

「燕市磨き屋一番館」と「ペレットストーブ工場」
洋食器の町『燕』、金物の町『三条』は歴史的に地場産業が発展しました。2007年5月に「金属研磨業の後継者育成」「新規開業の促進」「体験学習による金属研磨技術の普及」などを行っている「磨き屋一番館」。木質ペレットの地産地消で地域経済をまわそうと実践している株式会社さいかい産業のペレットストーブ工場を視察します。その後、報告・説明を受けて学び合います。

※13:00 燕三条駅集合し、分科会からの開始になります。

第17分科会 [新潟] 見学分科会

長嶋信司 氏 長嶋 信司
株式会社総合フードサービス 代表取締役
新潟同友会 理事・障がい福祉研究部会長

新潟の「食」と「農」の連携で新しい雇用の創出を

「新潟の農産物でブランドを創りたい」と語る長嶋社長。経営している株式会社総合フードサービスでは、幼稚園や中学校や会社の給食の提供。また株式会社叶味家では仕出しやお弁当、ケータリングなどを手がけています。株式会社健幸食品を立ちあげ給食で使う野菜を自社の畑で栽培し、耕作放棄地の農業経営などを実践、農産物の生産販売事業も行っています。当日は給食工場と農業経営の現場を見学します。
株式会社総合フードサービス 会社概要
創業: 1966年
資本金: 1,000万円
年商: 7億3千万円
社員数: 220名(内パート183名)
事業内容: 幼稚園、中学校、事務所、老人施設等への給食の提供
HP: http://www.sogo-food.com