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付加価値の歴史―産業革命以前のいわゆる農業や領地の時代

付加価値がついていたもの―土地・食料・貴金属・衣類・住まい・水…

 昔、日本では江戸時代ぐらい、西洋では産業革命以前の18世紀ごろまでの考え方だが、

  付加価値は、基本的には土地と、食料を生み出す技術や、食料や水、土地を奪う狩猟や武器に付加価値がついていたということが言える。

 日本では、米と何万石が取れる土地と農民ということ、刀やきものなども価値があった。食料と土地が基本的な価値観なので、人の移動を規制していたからである。付加価値が何についていたかといえば土地と食料であると思う。

 西洋でも、基本的には領土と食料であろう。そこから貴金属と食料保存とおいしさのための香辛料が大変な価値をもってきた。

 この時代の価値基準はおわかりのとおり、貨幣、お金ではない。
 土地の所有やその土地からとれる食料、貴金属が重要な価値をもっていた。
 付加価値は、それぞれ生活必需品か、権力者の貴金属、珍しいものについていたために
 加工に付加価値がついていたかといえば、足りないもの、交易に付加価値がつく。

 わかりやすいところで、シルクロードや大航海時代の香辛料、日本での米などに価値があり、小判などは、お金(カネ)に価値があるのではなく、金(きん)に価値がある。

 付加価値とはなんだろう?と考えさせられる。

 以前は、価値は土地がから生み出されるものという考え方があった。
 食料も金属も衣類も木材も住まいも基本は土地から生まれているからだ。
 そうなると、産業革命以前の社会では、いま一般的に使われている加工が付加価値ではなく、土地から生み出すものという捉え方があった。

補足① 重商主義

ヨーロッパでは重商主義という経済の考えが生まれた。商業を国の大事な政策として考えたからである。 大航海時代にアメリカ大陸やインド・東南アジアの航路が発見され、ヨーロッパの植民地政策によって、植民地からヨーロッパ本国へ貴金属や香辛料などの商品がもたらされた。ヨーロッパでは価格革命をもたらし、王権に莫大な富をもたらした。オランダ、イギリス、フランスの各東インド会社は植民地政策を推進したが、のちの株式会社の原型となり、のちの産業革命をもたらした。

重商主義は、今までの土地や食料という考えから、貴金属、貿易、先物などの交易が付加価値があるとした点にある。

 

補足② 重農主義

 富の唯一の源泉は農業であるとの立場から、農業生産を重視する理論であり、重商主義を批判し、レッセフェール(自由放任)を主張した。この考え方はアダム・スミスの思想に大きな影響を与えた。フランスのケネーは農業によって生み出された剰余価値(純生産物)が農業資本の拡大再生産をもたらす。一方、商工業は農業がもたらす原材料がなければ何も生産出来ず、生産者としての価値は存在しない。農業生産の拡大再生産による恩恵が原材料などの形で商工業に流れることで初めて商工業が発展すると唱えた。

 

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