PEOPLE LIFE data [No.005]

未来を創る!新潟の企業家たち PEOPLE LIFE data No.005

逆境を原動力に、 正念場をスタッフと共に!
(ザ・ガーデンテラスおゝ乃 三条支部)

未来を創る!新潟の企業家たち PEOPLE LIFE data No.005

大野 信一さん
ザ・ガーデンテラスおゝ乃 代表取締役社長

新型コロナウイルスが与えた影響とコロナ禍の取り組み

コロナウイルスによる予約キャンセル額は、2月下旬~7月末迄で1億3,000万円です。ほぼ全てのご宴会・結婚式・ご法事・総会・講演会がキャンセルに。2月中旬頃から電話が鳴り始め、3月は全てキャンセル。「とりあえず電話を壊せばキャンセルは来なくなる...。」と思って、本当に電話を壊そうと思いました(笑)。3月は近年最高売上の予定でスタッフも休ませられるのだろうか?と心配していましたが、一気に売上0円に。まさに、天国から地獄の状況です。しかしこの頃はまだ不安という感情はなく、「今は何が出来るだろうか?」と考えていた頃、スタッフの「休校になって困っている家に弁当を届けませんか?」という提案から、3月1日に「無償おかず配布します」を始めました。これは、三條新聞・UX新潟テレビ21・毎日新聞・新潟日報が取り上げてくれました。
同時に「キャンセルの電話を、1円でも売上に変えられないだろうか?予定していた宴会の会費を使える商品を作れば買っていただけるのではないか?」と「宴会弁当」を始めます。仕入業者様にも3月4月に仕入れる予定だったものが大量にあったため、従来の折詰料理ではなく、宴会でお出しする予定の料理を折詰にして持ち帰ってもらえるようにしました。これにより、キャンセルの電話を受けながら、宴会弁当を売り込むという新しい営業スタイルが出来上がりました。メディアの露出も影響し、今まで宴会の予約がなかった企業様からもご注文を頂けるようになり、3月は1千万円程の売上を作りました。
何よりも先に始めたのは、メインバンクと他取引ある金融機関の協議です。やはり売上0円はその月の経費が全額赤字になるわけですから、資金供給は重要でした。おかげで、すんなりと「新型コロナウイルス感染症特別貸付」の融資を4月上旬で受けられました。

「波」を予測し、これからの売り上げを守る

月中旬には各飲食店で「テイクアウト弁当」が大流行となり弁当の受注が落ち込む事を予想して、6月からは割引販売とポイントカード制度を作りました。さらに5月下旬に「リモート結婚式&披露宴」、6月中旬に「リモート法事」を発表。幅広いニーズの対応が出来るようになっております。
しかし、テイクアウト弁当に対するニーズは激減していますし、それでいて公の宴会は再開されない。依然売上は本来の30%位しかなく、本当の知恵の絞り処と戦いはこれからです。
新しい生活様式に基づいた宴会は、1部屋あたりの人数が50%~66%に減るので、100%の部屋稼働をしても売上も50%~66%に減るので館内売上だけではお先真っ暗となります。ですので、次の手は惣菜製造業免許を活かして「真空冷凍料理」のネット販売です。これは4月から開発をはじめて、現在42アイテムになっており、あとは販売に向けて準備を進めております。

眠れない毎日、逆境が原動力
「今、何をするべきか」

キャンセルが相次ぎ、ストレスや不安から、ほとんど眠れなくなってしまいました。だから気持ちを切り替えて「どうせ寝られないのなら、1週間に1アイテムを必ず発表する」と決意して商品開発をしました。数は力と思い、発想の水平展開で行いました。そして発想した物を商品化しないといけません。すぐれた調理スタッフがいるからこそ「料理の製品化」ができ、すぐれた営業スタッフがいるからこそ「リモートの商品化」が出来たわけで、自分1人で商品開発したわけではありません。これからは前途多難な正念場ですが、スタッフと共に「新型コロナウイルスに負けるな!」の精神で頑張ります。


ザ・ガーデンテラスおゝ乃ザ・ガーデンテラスおゝ乃

三条市横町2‐11‐8
電話 : 0256‐32‐4649
代表 : 大野 信一 氏 代表取締役社長
創業 : 明治中期
業務内容 : 飲食業(結婚式・法事・宴会)&惣菜製造業(おせち・真空冷凍料理の製造販売)
従業員数 :役員・正社員18名 準社員30名(アルバイト含む)
https://www.oono.co.jp/