特集:輝く!新潟企業家[2018年9月号]

木村 譲(三条支部)㈱アイサポート 代表取締役

経営は常に課題との戦い。

木村 譲(三条支部)
㈱アイサポート 代表取締役

学生のころ

 高校に入るときに普通科に入りたくなく商業高校に入りました。その時、なんとなく商売を自分でやりたいからと周りに言っていたらしいです。すっかり忘れていたが20年ぶりぐらいに同じクラスの女の子に言われて改めて思い出しました。

就職してから

 最初に就職したのは小売業(現在は廃業)。バブルもはじけ今までのやり方ではだめだという業界の流れがあり、ユニクロなどが新しいビジネスモデルとして出始めていたころでした。そんなときに、入社2年目で洋服部門の店長を任せられました。今から考えるとよく受けたと感じますが、そこは赤字部門でしたので、だれでもよかったのかもしれません。そこに入り、会社としては一切やっていなかったパソコンを使った在庫管理など、勝手にやって会議などで発表していたので、ほんとに生意気だったと思います。会社全体の業績は良くなかったのでリストラが始まり、声がかかる前に希望を出して退職しました。

IT業界に入ってから(谷さんとの出会い)

連絡ボード それから自分がやりたかったコンピュータ系の会社を選び、入社させていただきました。その時にアイサポートの最初の代表である「谷晴夫氏」と出会います。彼との出会いは、私にとってプラスでもありマイナスでした。「原点なんだから大事にしよう」と思えたのは、だいぶあとになってからです。コンピュータの会社ではパソコン教室の部門長として4年間お世話になりました。ちょうど時代はパソコン教室がすごい勢いで増えた時代でした。三条市と燕市、新潟市、中条、栃尾と全部で5か所を運営し、人手が足りなかったので、営業が終わってから夜の教室の講師を行い、終わってから営業資料を作り、0時を超えてから家に帰っていました。今ではほんとに考えられない感じでしたが、その経験はいまでも役に立っています。

方向性が無い時代

 谷さんが独立する際、私もくっついて雇ってもらうこととなりますが、新会社とは、夢が膨らむ代わりに何も決まっていないわけです。それが夢でもあり、悩みでもある時代でした。その頃、谷さんは同友会で経営指針を作る会に参加しました。それがある意味きっかけとなり、会社は方向性を見失ったような気もしますが、お互いの人生にとってはプラスに働いていたと思います。しかし同時に、将来を考えたときにこのままでいいのかなと不安に思い、その時に所属していた青年会議所のメンバーの地域に対する考え方や会社への姿勢で参考になったことが多く、自身が代表になることを決めました。

自分が代表になって悩んでいたこと

 結果としてお互いの道を歩み始めました。今でも覚えていますが一年目の決算が終わったときに、これをずっと続けられるのだろうかという不安はありました。当時は私含めて3名でしたが、売り上げを上げ続けなければ給料も増やせないんだなと感じた瞬間でもありました。

今のままではダメかもしれない

 順調というわけでもなく少しずつ売上が上がってきていた頃(40歳だったと思いますが)体力の限界を感じていました。このままのスタッフでやっていたのでは、今までの取引先に迷惑をかけるかもしれないと思いました。忙しくなったけれど、手戻りや納期遅れが目立ち始め、またスタッフを雇用してもすぐやめるなどの時期がずっと続いていました。きっと根本的になにか違うのではないかと感じ始めていました。同友会には何度か出席もしましたが、まだ心に感じるものはなく入会していませんでした。

悩んだ時期

 高津さん(㈱高津製作所)に誘われて、同友会に入会させてもらいました。それと同時にメディアで有名な㈱武蔵野さんにも勉強に行くなど、さまざまな経営に関する本やセミナーに出た時期でした。理由は、自分自身のやり方がなにか間違えているのではないかと漠然とした問題を整理できず、その課題を見つけるためでした。それぞれの良いところを取ろうと思いましたが、結局、私の中では整理しきれず、私なりに出た答えは㈱武蔵野さんの「環境整備」に取り組む事でした。

>環境整備 しかし、「環境整備」という言葉に惹かれ実行しようとするも、それをまわりに説明できるほど理解は正直ありませんでした。スタッフには整理整頓して会社をきれいにして効率的な作業を行うという説明だったと思います。理解しなければと決断して私とスタッフで東京にセミナー受講にいきました。私としてはかなりの一大決心でした。その後、㈱武蔵野さんもたくさん書籍を出し始め、それを購入しては少しずつ書籍に書かれていることを実行し始めました。現在も社内においては、複数の環境整備に手を出さず、㈱武蔵野さんの本に記載されたやり方だけを実行するということにしています。(そうしないと私がブレるので。)その後、少しずつスタッフも増え、定着し始めたのではないかと思います。といってもまだまだ投資することも多く大変です。

同友会に入ってから

 同友会に入りいろいろな視点を持った人に会い、かなり刺激を受けています。昨年から支部長と似合わない役職をもらい、どうやったら会員が増えるのだろうかと常に悩んでいます。まずは、自分自身が同友会のメリットを多く感じていないので、どんどん活用しようと決めました。

 昨年、いやいやながら会員拡大交流会に行きました。そこで㈱イベント・トゥエンティ・ワン代表取締役社長の中野愛一郎氏(奈良同友会・中同協青年部連絡会代表)と同じテーブルになり。初めてお話したのですが、こんなにパワフルな人はいないなぁと思いながら、そのときに悩んでいたことをそのテーブルで話させてもらったところ、さまざまなアドバイスをもらいました。そのとき始めて県外の同友会に行くと本当に勉強になることがわかりました。また、春には同友会で知り合った同業の会社に訪問させてもらいました。それまで1度しかお会いしていないのに、訪問を受け入れてくれたのは今までの同友会の方たちがお互いに信頼して活動されてきたおかげだと感謝しております。その会社では無料セミナーをやっていると聞いたのでさっそく自社でもやることを決めました。まずは無理のない範囲でやってみようと3ヶ月に1回開催することにしました。

 昨年、新事務所に移り、そして新しい社内システムを入れて活動をしていますが、常に課題との戦いではあります。これからも同友会を通じて勉強していきたいと考えております。

㈱アイサポート

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