企業進化論〈70〉株式会社ジョイスクール[2020年9月号]

歴史に隠れたストーリーを訪問インタビュー 企業進化論

生徒さんの新しい仲間と、新たな居場所を作る

株式会社ジョイスクール
代表取締役:伊藤 由美子 氏

住所:新井校 妙高市栗原4‐7‐11 新井ショッピングセンター1F
上越校 上越市土橋1914‐3 上越市市民プラザ1F
柏崎校 柏崎市東本町1‐15‐5 フォンジェ柏崎SC棟B1F
業務内容 :シニア向けパソコン教室、小学生向け速聴教室
創立:2003年
スタッフ数:11名
HP : http://joy.main.jp/



創業から同友会入会まで

2003年、勤めていたパソコン教室の会社のオーナーが亡くなり、その教室を買い取ったことで、現在の新井校(妙高市)から事業としてジョイスクールが始まりました。創業から17年を迎え、教室数も上越校・柏崎校の3校となり、シニアクラス(60歳以上)を対象とした初心者向けのパソコン教室を運営しています。
同友会に入会したのは、2店舗目をオープンした頃でした。店舗数が増えたことで、目の届かなくなる社員さんとの関わり方を考えないといけなかった時期です。様々な先輩経営者の方から話を聞くことで、どうすれば社員さんたちの持つ力を一番生かすことができるのだろう、ということを学べています。また、色々な体験談を聞くことで、「あの人のようになりたい」とか、「もっと頑張ろう」と自身の目標設定やモチベーションを高められるよい機会になっています

初めて訪れた「休業要請」

2020年2月27日に政府から、学校を休校にするという決定が発表された際に、3月1日~15日と、緊急事態宣言に伴い4月22日~5月6日の間休校を行いました。4月の休校時は要請もあり、学習塾は休業補償の対象にも入っていました。
現在も休校や生徒さんの振替やお休みも多く、売り上げは4割程減の状況が続いています。生徒さんの会費が売り上げとなるため、教室に来られる生徒さんが減れば、自動的に売り上げが減ってしまう状態です。
教室では一回の授業の受講者数を半分にし、消毒や換気等の感染対策を徹底するものの、どこまでやっても100%の防止とはなりません。それでなくとも、「外に出てはいけない」「人を集めてはいけない」という状況で売り上げが一気に落ちている状況に対し、どうすればいいのかと非常に困っていました。

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オンライン化で見えた新しい試み

オンライン会議の一般化により、同友会でもほとんどの行事がオンラインで開催されています。オンライン会議の存在は以前より知っていましたが、コミュニケーションツールとして私たちの「やりたいこと」とは違うな、と感じていて、自社への活用については消極的に考えていました。しかし、実際に使ってみて、また、テレビのコメンテーターがモニターに表示されながら番組に参加している姿を見て、「そっか、こうすればいいんだ」と閃きました。「画面上からパソコン教室に参加してもらう」という形をとることで、今までと変わらない授業ができるとわかりました。加えて、自宅から教室に参加できるという新しい選択肢を用意することもできます。これは、今の緊急事態以外にも、病気やケガ、雪の降る冬場等、外出できない状況でも活躍する方法です。
また、今まで定期的に行っていたバス旅行も中止となっていたため、旅行会社と訪問先企業の協力の元、バスに乗り込み移動する動画と、訪問先企業と生中継をしてもらい、オンラインバス旅行を実施したりしています。

株式会社ジョイスクールの役割

パソコンを習うというきっかけから、シニアの方々が新しい仲間を見つけ、そのコミュニティが自身の居場所になる。生徒さんにとって、自分を受け入れてくれる場であり続けたいと考えています。株式会社ジョイスクールはシニア向けのパソコン教室を運営する企業です。

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