企業進化論〈47〉㈱ウィザップ[2018年5月号]

㈱ウィザップ

「一緒にワクワクしよう!」を合言葉に、今日もお客様とワクワクできる仕事を目指しています。

㈱ウィザップ
代表取締役社長 高橋 陽子(たかはし ようこ)

住所:新潟市中央区南出来島2-1-25
Tel.025-285-3311
Fax.025-285-5656
事業内容:印刷業・システム開発
創業:1946年12月/社員数:101名(パート含む)

ルーツ、創業・黎明期と業務拡張期

201805evolution2.jpg 株式会社ウィザップのルーツは韓国にあり、時期は戦前まで遡ります。当時、日本統治下にあった京城(現在の韓国ソウル)で初代社長の高橋熊吉が立ち上げた「北内印刷所」が前身となります。終戦とともに引き上げてきた熊吉が、再び故郷新潟で印刷会社「新潟プリント社」を設立したのは、終戦翌年の1946年のことでした。

 この頃の印刷はすべて手刷りの「謄写版(ガリ版)印刷でした。その中で、1954年には当時まだ珍しかった「タイプライター」を導入し「タイプ印刷」への足掛かりを築きました。

 1956年、初代社長の逝去に伴い2代目社長に高橋禎吉が就任。1964年に現在でも印刷機の主流である「オフセット印刷機」を導入し、機械による大量印刷を始めました。1967年には業務拡張のため、新潟市中央区川端町(現在のホテルオークラの脇)に新社屋を建設し、社名も「有限会社新潟高速印刷」と変更しました。

高度経済成長の発展を経て激動の10年へ

リスマチック製版 1971年、弊社は北陸・東北地方初の「完全自動高速製版カメラ」を導入し、製版業務に特化した「新潟リスマチック製版」を設立しました。当時最先端の技術に他の印刷会社からの発注も多く、大変話題になりました。

電算写植機 1970年代後半には、コピー機やファクシミリ、ワープロなどに代表される情報通信機器をビジネスに活用する「OA化」が多くの企業で行われました。弊社においても一般業務におけるOA化を進めるとともに、それまではタイプライターと手作業で行っていた組版作業(文字入力とレイアウト作業)を、全てコンピューターで処理・記憶ができる「電算写植システム」を1981年新潟県で初めて導入し、アナログからデジタルへの大きな変化を遂げました。

 1980年代にはいるとワープロやプリンターが普及し始め、一般企業や家庭でも文書の作成・データ化・保存・印刷が可能になりました。しかし、同時に「ワープロで文書を作ること」がビジネスルールとして一般的になったため、ワープロに慣れていない方や一度に大量の入力が必要とされる場合の「ワープロ入力代行業務」、印刷物として美しい文字を望まれる方への「活字(写植文字)への変換業務」等、時代のニーズに合わせて様々なサービスを生み出していきました。1985年には現在の本社所在地である出来島に新社屋を建設、移転しました。

 1991年、創業当時から35年余り弊社を率いてきた2代目社長高橋禎吉が逝去し、3代目社長に禎吉の妻である高橋ツユ江が就任しました。時を同じくして、バブル経済の崩壊。印刷業界にも大きな変化が訪れます。「DTP」という考え方とシステムが登場し、原稿作成からページレイアウト、写真の色調整・配置など、印刷機を動かして刷るまでの作業が全てパソコン上でできるようになりました。その結果起こった、各工程を分業していた会社の相次ぐ倒産。幸運にも弊社は、創業当時から弊社一社ですべての工程を請け負う体制を作っていたため、社内体制を見直すだけでこの大きな変化の波を乗り切ることができました。

1996年頃の社内の様子

 1999年に情報通信会社出身の佐久間幹郎が社長に就任したこともあり、ISO認証取得やプライバシーマークの取得、サーバーシステムとネットワーク機器一式を導入するなど、社内体制を整える取り組みが行われました。

変革と変貌とこれからの「ウィザップ」

 2005年に現在の社長高橋陽子が就任。その頃中止していた新卒採用も再開させ、常に社内に新しい風を取り入れることに注力し、時代の変化に対応していこうと取り組み始めました。そのため、業務内容も印刷だけでなくウェブサイトの制作やイベント運営まで、幅広く手掛けるようになりました。

 2014年1月、社名から「印刷」の2文字を無くし「株式会社ウィザップ」と改め、印刷業務に囚われる理由もなくなり、なんでもできる会社になりました。「ウィザップ」とは「With Up」からきており、「お客様と一緒に成長していきたい」、「社員も一緒に成長し続けたい」、そんな想いが込められています。お客様のために、みんなのハッピーのために、何ができるのかを考え行動する。企業理念である「一緒にワクワクしよう!」を合言葉に、今日もお客様とワクワクできる仕事を目指しています。

 弊社の未来は真っ白。何でもできます。なんだってできます。~すべてはお客様のために~そのために何をするのかは自由。「お客様のため」に私たちができることは何か?本当の「お客様のため」とは何か?私たちは常に考え行動します。お客様と共に乗り越え、共に喜び、成長したい。そんな思いを一人ひとりが持ち、株式会社ウィザップの未来を描いていきます。

【株式会社ウィザップ 営業本部企画室  企画編集・ライター 曽宮美峰 記】