企業進化論〈43〉ホウセイマル㈱[2018年1月号]

ホウセイマル㈱

時代の流れを読み取り「変化」し「進化」して、 新たなる事に挑戦し成功しよう!

ホウセイマル㈱
代表取締役 浅野 政和(あさの まさかず)

住所:北蒲原郡聖籠町藤寄2321-4
Tel.025-386-3587
Fax.025-386-3738
事業内容:飲食店「海鮮お食事処&海鮮居酒屋 居食亭ほうせい丸」
創業:1994年3月/社員数:16名(PA含む)

 弊社は、新潟市街から車で約30分。新新バイパス・東港ICを降りてすぐのロードサイドにあります。四方八方見渡しても住宅街やオフィス街も見当たらない、好適地とはとても言えない場所で、大手が新たに店を出すには躊躇しそうな所です。

 創業は父親で、昭和57年(1982年)でした。「ほうせい」の由来は、店舗が聖籠町に、駐車場が旧豊栄市にあったことから命名。創業当初は新新バイパスが東港インターまでしか開通しておらず、途切れることのないお客様の流れでしたが、新発田インターまで開通したことにより、店の前の交通量は4分の1に...。そんな中で平成6年(1994年)、父親から事業継承をしました。立地条件の悪さ、交通量も激減、ましてや飛び込みなんて見込めない...。外部から見たらそんな心配をしそうですが、私は他人やモノや環境のせいにしたりせず、自分の責任と考え、逆に「ピンチはチャンス!」というプラスの考えを持って、様々なアイディアで乗り越え今に至っています。

時代の流れと共に変化...

 事業継承時、交通量激減、来客数激減の際に行った手法は、「来ないなら、こちらから出向く」と考え、客数減なら客単価アップを目指して宴会に力を入れ、当時居酒屋クラスではやっていなかった「宴会送迎無料サービス」を始めました。また「まぐろカブト焼き」などの「宴会無料特典サービス」なども行い、それらが好評を得た事により翌年以降、宴会場の増築を重ねました。

 開業から9年目の2002年には、飲酒運転に対する罰則強化が施行された際も非常に客数の減少が起きました。その時は、週に一回の定休日を無くして無休体制を実施。更に、売上減少をカバーするために、「来ないなら、こちらから出向く」発想の第二弾として仕出し部門を強化して売上げの補足に努めました。

 また最近では、2014年(平成26年)4月から消費税が8%に増税された以降、節約志向が蔓延したことや、若い世代のアルコール離れ等の影響で、稼ぎ頭である宴会の利用数が年々減少しています。

話題となった新商品たち 来店客数を増加させるには、どうすればよいか? 減少していることを追うより、考え方、やり方を変える発想をしました。宴会客から食事客へのシフト変更。それは今までやらなかった事を実行しました。それは、コンセプトが「海鮮」なので、
①「海鮮」デカ盛り大食いメニューの商品開発【海鮮チャレンジ丼】 。
②「海鮮」に特化したラーメンの商品開発【濃厚海老みそラーメン】。
③海鮮プラス肉料理の商品開発【ローストビーフいくら丼・豊山定食(刺身+トンテキ)】。
④旅行雑誌社からの依頼で開発した【開運!!あけおめ海鮮丼】
などでした。

 そんな商品開発を実行した結果、テレビ局からの取材が殺到しました。2015年(平成27年)が全国放送1件、新潟ローカル2件。2016年(平成28年)は、全国放送1件、新潟ローカル1件。2017年(平成29年)は、新潟ローカル4件の取材を受けることができました。それに伴い、2016年度の食事客数は、創業以来最高の来店客数を記録し、さらに昨年2017年はその記録を上回る事が出来ました。

経営者の考え方やスタンスで企業はいかようにも変わる

取材を受ける浅野社長 今までと同じような考え方、今までと同じような選択、今までと同じような行動をしていたら、このような結果を残すことはできなかったことでしょう。今日の社会の「変化」は驚くほど速く、その目まぐるしいスピードは、私たちの想像を遥かに超えています。要は、経営者の考え方、経営のスタンスによって、企業はいかようにも変わっていく。そして、まずは自分が楽しいと思うこと。それが重要だと考えます。

 当社の経営理念は「喜び創造カンパニー」と題しまして、『①私たちは、飲食を通してお客様に喜んでいただき、お客様の喜びを自分の喜びとします。②私たちは、一人ひとりが仕事を通して、喜びとやりがいを求め続けます。③私たちは、地域社会に喜びを与えて、人々の幸せに貢献します。』という「喜び」をテーマにして取り組んでいます。今後も、「喜び」を追求して、時代の流れを読み取り「変化」し「進化」して、新たなる事に挑戦し成功して行きたいと思います。

【ホウセイマル㈱ 浅野 政和[新発田支部] 記】