同友にいがた vol.324[2014年9月号]

[輝く!新潟企業家]いいものは継承しながら、自分の色を出した経営をしていきたい。 | 大滝哲也さん(村上支部)大滝自動車工業株式会社 代表取締役専務

自己紹介

大滝自動車工業株式会社 代表取締役専務の大滝哲也です。昭和44年生まれの44歳、会社は私が生まれる前の昭和40年4月創業で、来年50周年を迎えます。現在の事業内容としては、自動車の整備、板金塗装、新車・中古車の販売、レンタカー、観光バスなどクルマに関する事業を中心に、近年、旅行業、飲食業(父が個人で経営)もスタートさせ、異業種に関わることの難しさに直面しながらも少しずつですが地元に認知されてきたのではないかと感じております。同友会では舩山支部長の下、村上支部に所属し活動させていただいております。入会してから今年で12年になります。

父の創業

父であり代表取締役社長の大滝徳蔵さん現在、社長である父は、昭和39年の新潟地震の年に修行先の新潟市から帰ってきて、自動車板金塗装業を開業しました。中古の車に道具を積み込み、老舗の町工場の下請けや運送会社を回りながら、仕事をいただいて生業としていたそうです。その当時は、「どこの会社に車が何台ある」といったように、村上市内の車両台数が簡単に数えられる状況で、現在のようにここまでモータリゼーションが発達するとは思いもしませんでした。その後、紆余曲折がありましたが、少しずつ事業を拡大することができ、現在の8部門経営に至っております。このように多部門に広げた理由は、お客様の要望に応えようと必要に迫られたからであり、広げることができた理由は良い人材を見つけて人に任せることに力を入れたことであったと聞いております。

そのような父の背中をみて育った私にとって、自動車関係の会社で働き、いずれ父の会社に入社して事業継承をしようとすることは自然な流れでした。東京の私立大学を卒業後、東京三菱自動車販売(株)で三菱車の販売に携わり、2年後、現在の会社に入社しました。

8年ぶりに帰ってきてから今まで、本当に恵まれたと思うことは、多くの素晴らしい方々との出会いです。お客様との出会いはもちろんですが、所属した会社以外の団体で多くの経験をさせていただきました。地元に帰ってきてからすぐに青年会議所に入会し、その流れで村上トライアスロン大会の運営委員会に携わりました。その後同友会に入会させていただいたり、様々な団体に所属しました。共通して思うことは、事業を達成するために辛酸をなめて一緒にがんばった仲間は、いつまでも良い関係ができているし、一生のお付き合いをさせていただけると感じております。そこで形成した人脈は、私にとって一番の宝物になっております。

同友会について

会社が成長するためには、私たち経営者が学び続けることが非常に大切なことだと考えます。その過程はとても充実し、楽しいものだと思います。同友会では様々な業種の方々の取り組みについて報告いただき、そのことを自社に当てはめてグループ討論を行い、深掘りしていくことで、参加しただけ得るものがある会だと思います。ただ、良い話を聞いたと思っても、そのことを自社に活かしていく行動の着地点が作り出せないことが多くあるので、それが今後の課題です。

今後の取り組みについて

創業者である社長の取り組みによって、自社のハード面はだいぶ整ってきたと思います。これから、自分の代が来て、第二創業として打ち出していくためにも、ソフト面の充実に力を入れていきたいと考えております。この取り組みを進めていくためにも、ベースとして大切にしていきたいのは「お客様の喜びを自分の喜びにする」ことです。そのことが実感できるようになってから、接客や会社の環境づくりが、とても楽しくなってきました。これからも、この考えを大切にし、お客様目線で、お客様の幸せづくりに貢献していきたいと考えております。

特に力を入れていきたい点

今後取り組みを強化していきたいことが2点あります。1点目はマツダビジネスです。当社は25年前からマツダディーラー事業に取り組んでおります。一時期は、ヒット商品にも恵まれず非常に苦しい時期も過ごしましたが、今、マツダ車は個性的なデザインとスカイアクティブテクノロジーという独自の技術が注目され、既存のお客様がマツダ車に乗っていただく機会、また新しいお客様が来店される機会が増えてきました。この機会をチャンスとして捉え、マツダファンを増やしていきたいと思います。そのためにも、店舗のクリーンネスや接客のグレードアップに努め、マツダブランドの構築に尽力していきたいです。

二点目は、福祉車両の事業です。自動車本体の車検や整備は、ほとんどの整備工場でできますが、車いす仕様車のリフト部分の修理や点検ができる修理工場は限られています。当社はリフト部分の修理、保守点検ができる体制を充実させるため、技術を取得するための研修を受け、資格取得者の数を増やしたりして、実際の修理に活かしております。

まとめ

創業50年を迎えることができ、今後はこれまで培ってきたストロングポイントは継承しながら、自分の色を出せる経営をしていかなければと実感しております。車屋の長男として生まれてこのような取り組みをさせてもらうのは、本当に幸せなことだと感じております。今後もお客様にとって必要で、選ばれる会社づくりに貢献していきたいです。

<大滝自動車工業株式会社 大滝哲也(村上支部)記>

大滝自動車工業株式会社

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