同友にいがた vol.321[2014年6月号]

全国大会と企業経営。高い志を掲げ、感動と歓喜を共有しよう!

自己紹介

有限会社新潟クーラーサービス代表取締役社長の宇山和之です。1944年生まれ、69歳になりました。会社は創業38年目、社員は6名、内容としては、空調設備工事を専門とし、住宅設備機器、家電関係の販売、据付、アフターサービスと広く専門性の高い仕事をやらせて頂いております。現在、同友会では新潟支部会員、理事相談役という立場でございます。会歴は15年目になります。

同友会入会のきっかけ

第35回中小企業問題全国研究集会サラリーマン生活から脱サラをしました。創業の思いは各自違いがありましょうが、私の場合は前職で会社には大変お世話になり、社長から結婚の仲人にもなって頂き、仕事も覚え一社会人として成長させてもらいました。しかし、やがて上司に対して、また会社の将来に対して疑問を持つようになり、何度も話し合いをしましたが、互いに理解できずに、退職に至りました。苦渋の決断でした。当時31歳でした。同僚からは「辞めて何をやるのか」と聞かれ、「自分で商売をやります」と不安な中でも答えていました。生意気に見えたと思います。「若造に何ができるか」と思われていたと思います。思い起こすと、自分だったらこんな社長になり、こんなやり方をしたいと、幼稚ではありましたが、夢と希望とそして不安の中のスタートでした。53歳のときに同友会と出会いました。現在の品田相談役の一言、「宇山さん、経営者の勉強してみませんか?」とのお誘いに、私は一瞬首をかしげました。日ごろは社長と呼ばれ、その意識はあったのですが、経営者という意識は薄かったです。本物の経営者という言葉も知る機会となり、すぐさま入会しました。最初の例会に参加した記憶が、今でも鮮明に残っています。会場の空気は初めての経験でした。自社の事、または他社の事に関して熱く堂々と語っている様に経営者像を見た気がしました。例会や会議などの後の「赤提灯の店」「クラブ」などでも、自社の事、または商売の悩みや愚痴が飛び出してきました。この頃の当社も他と違わず、バブル崩壊で様々な問題を抱え、悩んでいましたから、どこの経営者も課題を抱えていることを知り安心しました。

全国大会実行委員長を受けて

全国大会とは、全国の会員が一同に集まり、学び研鑽し交流を深める意義ある大会です。主催は中同協で設営担当が地元という事に なっています。そもそも、なぜ 2005年2月の中小企業問題全国研究集会(全研)の実行委員長に私がなったのかは明記しませんが、入会して5年目で副代表理事に、経営指針を創る会に参加して2年目など、条件が揃ったと私の中では理解しています。さて、何から始めればよいのか。新しいことを起こす場合、また伝える場合には、自分の「想い」をアピールしなければならないということに気づかされ、学ばせて頂きました。そこで実行委員長のアピールとしては、「高い志を掲げ、感動と歓喜を共有しよう」に決めました。これは当社の経営理念を利用させて頂きスタートを切りました。当然ながら、この新潟開催の全国大会に多くの会員様に来て頂くということしかありませんので、何よりもPR活動として、全国大会や隣県同友会に向けて新潟を知ってもらうように努めました。新潟を知らない人が意外と多くいるものだと感じました。その際、朱鷺の着ぐるみのアピールは結構好評でした。地元新潟では、各支部長との連携が必須だというところを感じ、何度も協力要請をしました。全国大会成功のカギは各支部の奮起にかかっていると判断したからです。この頃の私の頭の中は、同友会漬けになっていたと思います。

自社の経営にどんな意味があったのか

第35回中小企業問題全国研究集会全国大会では「社長が会社にいなくても大丈夫な会社にならなけりゃ」「同友会と結婚する気にならないと本物じゃないよ」と熱く語る経営者がいました。事実、当社も私が留守がちになることで、社員の自立が必然となり、社員自ら「朝礼」「終礼」を実行するようになりました。また、社員の一番困っている問題などが見えてきて、それに応えることが理屈ではなく一緒になって解決するようになり、社員の間でも信頼関係が少しずつ生まれていきました。そうすると、トラブルやクレームが減り、社員は仕事に自信を持てるようになり、会社にとって大きな変革をもたらすことができました。私自身も他県の同友会員との親睦が図れ、また営業力として、打ち合わせや人の話を聞く機会が増えたり、出会いが多くなったりしました。また、決断力として、意見交換の場で物事を決めきることが身に付き、大岡裁きができるようになりました。コミュニケーションが 日頃から出来ていなかったら、ここまでやれなかったと思います。自社の経営理念である「感動」「歓喜」と共有もそうです。人の心の深いところまで読み、喜びや悲しみを共感できるレベルまでコミュニケーション能力を高めなければと思います。特に私はノミニケーションを強調したいです。同友会にはカンフル注射はありませんが、漢方薬はあると言われています。生き残りの難しい時代、同友会では常に経営者の責任(労使見解)が問われています。まず経営者のコミュニケーション能力のアップを図るべきです。グループ討論などもそうです。一人でしゃべるのではなく、まず聞く耳を持つことが企業経営においても生かされるのではないでしょうか。また反面教師にならないようにしなければなりませんし、同友会活動を経営と共に車の両輪に例える場合もあります。どちらかがパンクすれば自分の想いとは違う方向に進みます。バランスもいかに大切かを学ばせて頂きました。

全国大会当日を迎えて 〜会員一丸となって対応

2005年2月17日・18日朱鷺メッセにて開催となりました。参加人数は1186名。天候は晴れ、最高のコンディションでした。今でも記憶の中で「いらっしゃいませ」「ようこそ新潟へ」「こんにちは」多くの会員さんから枯れんばかり声を出してもらい、手が赤くなる ほどの盛大な拍手で歓迎することができました。人間一生懸命になると大勢の力で「感動」と「歓喜」を呼び起こして大きな喜びに変わっていくものと確信しました。

全国大会を終えて

同友会で知った熟語です。「知り合い、学び合い、援け合い」。全国大会設営を約2年をかけてやらせて頂き、多くの人に関わって頂きました。1人では何もできません。生きてもいけません。幸せにもなれません。支え合って生きています。基本的には他人に役に立つことが人間の成長を促し、当てにし当てにされ、魅力ある経営者となり、そういう経営者こそ仕事やお金は後から付いてくるのではないでしょうか。さて、全国総会 IN 新潟が目の前です。宮崎実行委員長を筆頭に全会員が一致団結し全国会員約1,300 社をおもてなし、中越地震から10年経った「新生新潟」を見てもらい、新潟県中小企業家の発展へとつながることを祈念し、ペンを取りました。

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