行事報告:中小企業経営フォーラム2010IN燕 

中小企業経営フォーラム2010IN燕

テーマ「挑戦!!」

 「挑戦!!」を開催テーマに11月5日、新潟県中小企業家同友会 中小企業経営フォーラム2010が燕市・吉田産業会館で開催され、全県から271名が参加しました。

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吉田産業会館

目的:

1.同友会理念を学び、実践した会員企業の事例に学びます

2.経営指針・共育・求人の企業実践を学び検証しあいます。

3.同友会の実践と成果を改めて確認し合います。

形式:??? 6つの分科会・記念講演

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各分科会からの報告

第1分科会 テーマ:アジア・中国の情勢

「多国籍中小企業奮戦記?3勝6敗2引き分け」

報告者 小島正憲氏 (株)小島衣料 オーナー/中小企業家同友会 上海倶楽部 代表

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第1分科会 小島さんの体験談からはもちろん、討論テーマや参加者の皆さんの体験談からも学びの多い分科会だったと思っています。

 今回座長としてなにより良かったことは、小島さんの隣でお話が出来たことです。私と会社の規模も、生き方も、考え方も、違うことは当たり前なのですが、よい意味で次元の違う小島さんは、今までで初めてお会いするタイプの方で、お蔭様で見聞や見解が広がりました。同友会の3つの目的の一つ「良い経営者を目指します」の捉え方が、人間は性悪説であることが大事だと言うこと。金儲けが悪であるという意味と考え方があること。反日感情で困ったことはなく、親日だから成功できるわけでもないこと。3勝6敗ではなく実は、1勝9敗だったこと。身体一つでどこでも会社を立ち上げられること。華僑の人から学んだこと(愛国心)。

 また、人間像を考えることができました。それは小島さんの父親と母親、親子の関係。親から好きでもない仕事の会社を受け継ぎ、時代の流れの中でまた多国籍の中に入って必死に行動し続けた結果、オーナーとなって、今はそのつながりの中で大好きな中国の研究調査を全力でなさっていて、またそれを通じてビジネスにも全力で打ち込んでいられるすばらしい人生だと思いました。

 好きなことをして結果的に他人に喜ばれる。それが仕事なら最高の人生です。小島さんから、私がついてゆけないほど話すことが豊富にあり、尽きないものを感じました。

?座長 高井一利氏 (有)テクノプロタカイ 代表取締役

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第2分科会 テーマ:若手経営者・後継者としての挑戦第2分科会

「様々な重圧が成長につながる!青年経営者・後継者の挑戦」

パネラー 内山尚樹氏 上越ケンパン(株) 取締役

大嶋 哲氏 越後繊維(株) 代表取締役

宮崎伸洋氏 (株)給材 代表取締役

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 テーマは「挑戦」。パネリストは3名。上越ケンパン?の後継者内山さん(43)は昔は何も考えずだた漠然と仕事をこなす日々を送っていたが、経営指針受講後一変し、社内改善に本格的に取組むようになった。今は社内業務内容を見直し黒字転換へ。更に今後は地域とのコミュニティーを意識して、社員協力体制の下、業務展開を考えて行くと言う挑戦。

 越後繊維?の後継者大嶋さん(36)は繊維商品(衣類、寝具等)顧客ターゲットが「70歳以上」と市場としては一見動きの薄そうなところではあるが、大手が逆に撤退をしている市場でもあり、その中を徹底した経営管理の中、新しい業態も取り入れ(ネット販売、直売)奮闘している。今、経営指針受講中において、今までの成果主義から社員共有主義も取り入れることも視野に置き、経営者としての変化に挑戦。

 最後に?給材の宮崎さん(?)は「米粉カレー」を新商品としての開発に成功。米粉ブームの流れを活かし、御土産市場へ挑戦。更に「南蛮えび塩焼きそば」と言う新メニュー(青年部の企画で発案した)も居酒屋チェーン店に提案し、他県に渡り展開中。

 各経営者の挑戦事例はどれもすばらしく、何よりも驚いたのが、各社どの社員も全面的に協力的だということ。結果的に数字につながっていなくとも、その姿勢が社員のモチベーションアップに繋がっているということが、今回の大きな気づきでした。「物を作れば売れる」時代は終わり、「安くていいものが売れる」という時代も終わり、これからは「お客と商品(サービス)を創っていく」時代。

 何よりも大切なのはこの求められている対応力を活かせるのは「中小企業だ!!」と言うこと。中小企業だからこそ顧客の声を聞くことが出来るし、社員と一丸となってやって行ける。大企業には出来ないところでの挑戦をしていくことの重要さを理解できた分科会でした。

座長 吉田 智氏 (株)吉田工業

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第3分科会 テーマ:社員教育

「“想い”に人が集い、“育ち合い”が始まる!

大切な社員の成長を本気で願ってますか?先の事まで考えてますか?ちゃんと手を打ってますか?」

パネラー 梅澤真一 氏?ウメザワドライ 代表取締役専務第3分科会

沖野恵子 氏切り文字屋オッケイ 店長(沖野彫刻)

藤井芳輔 氏?イートラスト 採用担当

金田大樹 氏?ウメザワドライ 社員

永井 恵 氏切り文字屋オッケイ 社員(沖野彫刻)

渡辺裕介 氏?イートラスト 社員

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 第3分科会では、『“想い”に人が集い、“育ち合い”が始まる』をテーマに、共育委員会が実施している研修を通じての実例を、3社の経営幹部、各々の社員3名、計6名でのパネルディスカッション形式での報告を行いました。今、同友会の共育研修は、先月号の同友にいがたで紹介された様に、毎年4月の『合同入社式』から始まり『マナー教室&他己紹介』、9月のフォロー研修での、『新商品企画プレゼン大会』、2月のステップアップ研修での『自社プレゼン大会』と段階的に、継続して行っています。昨年の4月の研修では、引っ込み思案で、人前での話しが苦手で、涙ぐんだ社員さんが2月には、大勢の前で自分の仕事を披露した事、自分が入社した際の求人の現場で、入社数年の自分が今はプレゼン出来る側になっている話、第3の2仕事でのつまずきで退社を考えたのが、上司の本気の関わりで、改めて頑張っていること等々の報告をしていただきました。当日は、経営者と同数くらいの社員さんが参加していただいたグループ討論の感想の中で、「良い話しばかりで、もっと別の本音を聞きたかった」という社員さんの発言をいただきました。

なるほど、良い事ばかりで分科会をまとめようとしていた事に気付かされました。どんな会社でも、いろんな事が起こりますから、問題や不平、不満は付き物です。それをきれい事だけで収めたり、聞こえない振りをしても何も解決しません。そういう問題こそ、表に出しながら営んでいける事が大切だなぁ?と考えさせられました。

?座長 古川敦義氏 (株)NODA 代表取締役

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第4分科会 テーマ:特別分科会―体感型次世代企業づくり

「商売の王道?創業者・後継者の思いを繋ぐ経営を体験しながら学ぶ」

報告者 加藤昌樹氏 (株)カトー/ニイガタビジネスアカデミー

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第4分科会 まず「てんびんの詩」という映画を観ました。これは、イエローハットの鍵山社長が企画制作したとかで、脚本は竹本幸之祐氏。映画の冒頭に「サングラスの変な」人で出演しているのが鍵山社長で、近藤商店の「近藤社長」と対談しています。この社長が如何にして”商い”の心を育んできたのか、大成功・大発展の礎となったものはなにかをその幼少期=13歳での「鍋蓋行商」から教えてくれます。それは近江商人の”三方良し”という商いの原点です。次のような映画の説明がありました。 ? 激化の一途をたどるビジネス・経済環境。求められているのは、いかなる風雪にも微動だにしない商いの?魂?であり、果敢に企業の明日を切り拓く優れた人材です。では、そのような?魂〃は、人材はどのようにして育めばよいのか。温故知新。古きをたずねて新しきを知る、の故事に従い、あらためて「近江商人」を採り上げ、? その商いの精神を、父母はもとより地域一体となっての愛と確信に満ちた子育てを探ってみました ? とありました。まさにこの通りです。何度観ても思わず目頭が熱くなる映画です。ちなみに、第二部 自立編、第三部 激動編 があります。

 その後会場を移して、「ワールドカフェ」という形式でのグループディスカッションを行いました。5?6人づつテーブルに分かれて討論後、グループ長だけ残して、他の人全員は別のテーブルに移動し新しい仲間と再度、討論・発表し合うというやり方です。共通の内容になったり、違いがあったりと楽しく、多くの人と話ができ共有ができました。その後の発表からは、「映画の内容は、商いの原点だけでなく、親子の教育、事業の継承、出会いや絆、いろいろな事を考えさせられるものだった」と、大変好評を得ました。

座長  豊島英夫氏  (株)東邦社 代表取締役

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第5分科会(見学分科会)

「燕の産業観光?燕産業史料館・磨き屋一番館・ストックバスターズ」

第5分科会 第5分科会は人情ぎっしり、燕市の産業観光スポットを見学する内容でした。参加者は新潟、村上、新発田、燕からの15名。

 午後1時からコース1の燕市産業史料館の見学、リニューアルして新しくなった史料館を饒舌な楽しい話しぶりで好評な斎藤学芸員から説明を受けました。

 特に燕市の洋食器の歴史をしっかり学びました。歴史からこれからの産業振興(仕事)のヒントがあると納得。次に午後2時からコース2では行政支援で建設された燕市磨き屋一番館の見学。こちらでは研磨職人の技、なんでも挑戦する職人気質を田中代表からお話しをいただきました。テレビやマスコミの取材が多く、すっかり手慣れた対応で分かり易く、本人も現役の研磨職人であり説得力満点な内容でした。やはり、飛行機の翼の研磨には皆、ビックリ。実際の研磨現場も視察できました。最後は午後3時からコース3は地場産アウトレットショップのストックバスターズの見学と買い物。岩佐店長から開業までの経過、店舗コンセプトなどの説明を受け、「理由(わけ)あっての激安」のキャッチコピーを理解し、早速時間に追われながら店内を物色、買い物に移りました。参加者の皆さんからたくさんのお買い上げ、誠にありがとうございました。

ストックバスターズ 駆け足の3時間での燕市の産業観光コース(1?3)めぐりでしたが移動中のバスの中では同友会らしく塚原代表がバス座長となり、一人一人から感想やら質疑などを受け、これまた盛り上がりました。にわかガイド役で冷や汗もかきましたが、非常に楽しいひとときでした。

大滝利弘氏 燕商工会議所 課長

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第6分科会(見学分科会)

「アイテックス(株)工場見学?大河津分水と越後平野」

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第6分科会 燕市の「新しい会社」の経営姿勢と、大河津分水の「歴史と役割」を学びました。

 訪問した?アイテックスは山形県からの進出企業で、燕支部の若手経営者板垣政之氏が平成13年に20代半ばに起業した、燕市では比較的新しい会社です。

 主力は地元大手メーカーの自動現金預け払い機の修理事業です。特に、大企業との取引には欠かせない品質管理に向けては、5S活動をベースに「改善提案」や「QC活動」をきちんと遂行しています。

 「人と人のつながりを大切に」と会社案内に記してありました、高度な精密機械も「人と人のつながり」により、我々が大切なお金を安心して預け払い機に委ねられ、高い信頼性に繋がっているのだと思いました。

 35才の若い板垣社長の下、社員一人ひとりが小ロット、短納期に対応した事業を分析し、改革を進めています。今後更なる発展が約束されている会社であると確信しました。

 次に信濃川大河津分水資料館を訪ねました。大河津分水は、明治の昔から多くの人々の「手」によって造られ、偉大な歴史と夢があることを知りました。母なる川 信濃川は広大な越後平野を生み、豊かな実りをもたらしましたが、反面洪水により多くの人命、家屋、田畑を流しました。国家事業としての百年の歴史に接し、又現在建設中の平成大改修事業を平行して見学できる好機でした。改めて「ふるさと新潟」の足元を見ることができ、また先人の知恵と苦労、夢など見学会で学びました。

石井博氏 (有)アイメック 代表取締役

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中小企業経営フォーラム2010 実行委員長より

 終わってみるとあっという間に時間が過ぎた感じがします。目標の250名を超える271名、そのうち燕支部の参加が135名です。会員企業の社員さんも50名参加していただきました。皆様のご協力のおかげで多くの方に同友会活動を知っていただけたと思います。

 最初自分で何ができるか不安で仕方がなく、ただ時間が過ぎるだけでした。仕事もある、同友会の活動もあるという中で、まず行動するしかないと思い、各支部例会に参加しました。各支部の独特な雰囲気や人柄を感じることができました。参加することに意義があり、また多くの経営者とつながりを深めることができます。

 自治体、各金融機関や近隣周辺の施設、会社などにポスターやチラシの告知依頼をする中で、どのようにPRすれば興味を引いてくれるのか、プレゼンも重要な課題だと思いました。また話し方一つ一つが仕事とリンクしていることに気づきました。

 そして何より燕支部会員が一丸となり、フォーラム成功に向けて会場設営から準備打ち合せを進めていく中で、各自が役割を持つことにより連帯感と責任感が強くなった様に感じました。この思いを多くの方に伝えたい、そして中小企業家同友会を少しでも知ってもらいたいという気持ちが数字に表れたのではないかと思います。

 今回のフォーラムの実行委員長として、経営者として、多くの同友会の仲間にお逢いすることができ、頑張れよとか激励の言葉を頂きながら何とか進めることができました。自分自身少しは成長したかなと思います。また仕事と同友会の活動もバランス良くおこなえるよう、日々勉強し挑戦したいと思います。終わって一週間がたち少し寂しい感じです。

 これから始めの一歩を仲間と共にスタートします。

 同友会の皆様、誠にありがとうございました。

?実行委員長 滝本 勝則

新春賀詞交歓会2011

無題

新春賀詞交歓会2011

日時/平成23年1月27日(木)受付16:30?

会場/月岡温泉 白玉の湯「華鳳」

参加費/8000円 ※会員企業社員は講演参加のみの場合、無料となります。

スケジュール

 第1部17:00?18:00 新春講演

  「新潟NO.1旅館 マンモス旅館の次なる戦略」

  講師/飯田浩三氏 白玉の湯華鳳 代表取締役

 第2部18:00?19:40 新春懇親パーティー

講演概要

 有名旅館が軒並み潰れているこの時代。人口減少、少子高齢化、国内旅行の減少…。景気の良い話はなかなか聞こえてこない。月岡もまた同じ。旅館はホテルと違い、地域密着。持論を持ち、真似じゃない個性を持ち続けることがスタンダードとされる今、この時明確な「ブランド」をいかに持ち出すか?

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ドレスコード/月岡の「つき」

  ※ドレスコードとは、「皆様このような服装でお越し下さい」という約束事のこと。今回は「つき」をキーワードにした何かを身に付けてご来場ください。「つき」の解釈はご自由にお楽しみ下さい。

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宿泊プラン

 5名1室 8000円/1名、 4名1室 9000円/1名、 3名1室 10000円/1名

 2名1室 8000円/1名(洋室)

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●申込はEmailでお願い致します。
Email:info@niigata.doyu.jp
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