賀詞交歓会2010-なくては成らぬ人となれ

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新春講演 「なくては成らぬ人となれ」

? 河井継之助記念館館長  稲川明雄 氏

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明治維新以来、多くの人材を世に送り出してきた長岡。彼らの多くの胸中にあり、苦境を乗り越える力を与え続けてきたのが河井継之助だと言われている。因習や偏見にとらわれない自由の人、様々な改革を行い、一人ひとりが個性と能力を発揮する豊かな社会を実現しようとした河井の人間像に触れ、自分自身に問いかけよう。そして、仲間と共に、今を乗り越え、未来を切り拓く勇気を持とう。

支部めぐり―三条支部編

三条支部

白井産業(株) 白井辰男

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 三条支部で、テキストを使った「自社診断・自己診断」の講習会がありました。

 その時の私には、「経営者の資質が低い」という結果になりました。

 多分、当然の結果です。常々、同友会の皆さんの前向きな姿勢には常に敬服していて、「俺には無理だな…」、「いつまでも景気が良い訳じゃないし…」、「細?く、長?くだよな」、「いざとなったら女房と二人だけでやっていける体制をつくろう・・」なんて業態の経験から妙に開き直っていました。

 そんなこんなを考えているうちに、高校からやっていたスポーツに私に合った答えの一つがあるのかな?なんて事を感じました。

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 弓道の話ですがチョッとお付き合いをお願いします。

 弓は二十八m先の的を狙って矢を打ちます。

 自分の力に合った強さの弓を選ぶことで老若男女問わず、同じ条件で試合できるスポーツです(実際の試合は男女別)。

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(以下、弓道教本より)

 弓道の最高目標は『真・善・美』です。

 「真なるもの」は美しく、「善なるもの」も美しい。

 それを具体的に表現しようとするものの一つが射礼です。

 ドイツの哲学者オイゲン・ヘイゲル博士は「イギリスの弓は肩の高さで腕力で引くが、日本の弓は高く打ち起こし、これを引き下げるのだから、両腕はただ開くだけで力を要しない」と言っています。力を用いないで弓を引くところに射の美しさがあるのです。

 弓射は的を射るものです。でも的に夢中になって自己を忘れてはいけません。

 的に心をとらわれた人の射ほど醜いものはありません。我々の日常生活においても、そうしたことはしばしばあります。

 「射即人生」とは弓射によって人の人生を深くまた高く、豊かにすることを言っています。弓が体育や健康のためばかりではなく、心的に日常生活の深いものを体験することがあるのは、実際の生活とつながりをもつからです。心的態度が「平常心」を失わないこと。

 弓道は技なくしては成り立ちません。しかし技だけでも成り立たないのです。

 技も心も、最後には外面的なものから内面へ移って、最も高い価値が表現せられるようになります。

 『礼記―射義?』

 『射は進退周遷必ず礼に中り、内志正しく、外体直(なお)くして、然る後に弓矢を持(と)ること審固なり。弓矢を持ること審固にして、然る後に以って中(あた)ると言うべし。これ以って徳行を観るべし。

 射は仁の道なり。射は正しきを己に求む。己正しくして而して後発す。発して中らざるときは、則ち己に勝つ者を怨みず。反ってこれを己に求むるのみ』(好きな言葉で、今でも全て諳んじられます。)

 『射法訓』(吉見順正―江戸時代、三十三間堂・通矢で記録を残した侍。「弓道士魂」という劇画があります。「子づれ狼」を描いた漫画家。)

 『射法は、弓を射ずして骨を射ること最も肝要なり。心を総体の中央に置き、而して弓手(ゆんで)三分の二弦をおし、妻手三分の一弓を引き、而して心を納む是れ和合なり、然る後胸の中筋に従い、宜しく左右に分かるる如くこれを離つべし。書に曰く鉄石相剋(あいこく)して火のいずる事急なり。即ち金体白色、西半月の位なり。』

 「射は自分の人格が現れる。弓を通しての目的は己の徳を磨く事。その方法は自分自身の志を正しく持った上で、自分の立ち居・振る舞いは、常に礼の気持ちで動作すること。」と私は理解しています。

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 経営を通して「志を高く持ち、内面の人格を磨く・つくる。平常心を求める。」「真の経営者・善の経営者・そこには美学」があります。「経営は決して、金儲けだけが目的ではない。それにとらわれた経営者は醜い」。同友会の目指すところと似ているところがあるような気がします。

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 ついでに、弓から出た言葉も結構あります。(一部「弓道」誌より)

 「真中」 真に中る。

 「そんな筈はない」 矢に弦を番える箇所。

 「手に内を見せる」 弓を握る左手。

 「姫反り」 弓の上部よりちょっと下のしなやかな箇所のこと。弦音はここに弦が当ることででます。

 「にべもない」 期待はずれの意味で使われる。にべは弓を張り合わせる時の接着剤(にかわ)のこと。

 「図星(ずぼし)」 的の中心の黒点のこと。

 「壷にはまる」 狙った所に矢を放って、ぴたりと命中させる行為をいう。しめた、思い通りになったなどと考えると、逆に土壷にはまります。

 「勝手(かって)」 勝手は弦を引く右手のこと。妻手ともいいます。弓を押す弓手に対して、妻手が勝手に動くと家庭の危機が…。

 等々、戒めの意味の言葉が多いようです。

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 弓道場は県内各地にあります。興味がありましたら、道場を覗いて下さい。

 運動量が少ないので、六十歳過ぎてもできるスポーツです。呼吸も丹田呼吸法です。地域によっては初心者講習会もあります。県大会も各地道場で毎月のようにあります。

 弓道をしていて「良い趣味だ」と言われることはありますが、「悪い道楽だ」と言われることはありません。

我が社の凄い社員!―藤岡染工場 藤岡あゆみさん

凄い社員!

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あゆみさんの仕事っぷり!?今回は、今から約二百六十年前、寛政元年創業の水原の藤岡染工場をお訪ねし、現在の当主藤岡修氏の娘あゆみさんから、職人として、染技術の伝承者として、そして「夢」のお話をうかがいました。現在二十五歳、長岡造形大学を卒業後、アルバイト先で子供のころから親しんだ『染』との出会いがあり、改めて実家の『染店』への想いから、あゆみさんが職人として勤めることとなったのは、自然なことではないでしょうか。

 藤岡さんの『染』の方法は、『注染』『浸染』『引き染』の三通りの技法、染料は、昭和初期から硫化染料を使用しており、特に、『染』の技法として、日本独特の大量生産の方法を伝承しているとのことです。

 あゆみさんは、この『注染』の中で染料を上から均等に注ぐ作業をしています。「早く『型置』や『糊置』の仕事を習得し、一人前の職人になりたい。」と、淡々としながらも顔の表情は凛と引き締まり、熱意を込めて語ってくれました。また、「回りの大勢の大先輩の職人さん方が暖かく見守ってくれ、教えてくださるから、よい環境で仕事ができます。」とのお話があり、その大先輩のなかの斉藤ミヨさんからもお話をうかがいました。

店舗にはバラエティーにとんだ商品が並ぶ 職人の方というのは、どちらかというと「見て覚え、体で覚え、口だけで教える」ことが多いと思いますが、斉藤さんは、ご自分が休んでも仕事のやり方がわかるように『ノート』を作っているそうです。斉藤さんに「なぜノートを作っているのか」お伺いすると、「先代の当主を尊敬しており、あゆみさんに『早く覚えて受け継いでほしい』という気持ちでそうしているだけ」とさらりとお答えになりました。

 そんな藤岡染工場の暖かでアットホームな気風が通じてか、現在あゆみさんの大学の先輩も「職人」として就業されているとのこと。これからも職人から職人へ、人と人とを通じ「染」に対する藤岡さんの「伝統と時代の流れ」を見る姿勢が受け継がれていく思いがしました。

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横木洋装店 太田裕美子 記

支部めぐり―長岡支部編

長岡支部

長岡支部   (有)タスク 小林 耕 氏

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 今回は、心に映るよしなし事をそこはかとなく書き綴ってみたいと思います。

 長岡支部は、山川新支部長のもと、「楽しく元気に、本音で話せる仲間づくりを!」をスローガンに頑張っているところです。

 百年に一度と言われる今回の不況に対して出口すらも見出せないでいる昨今です。人間は社会構造を持つ動物です。生物はすべて弱肉強食の運命に従って生きています。しかし、人間の場合の弱肉強食の基準は、“マネー”にあるのではないでしょうか?私は、人間の社会構造は「ワイングラスピラミッド」だと思っています。だから、ワイングラスの一番上がいっぱいになって溢れないと、ワインは下のグラスにはまわってきません。一番下の段まで来るには、どの位の時を要するかわかりません。それにも関わらず、近頃は上段のワイングラスがどんどん大きくなり、下の段では支えきれなくなってきています。資本主義、共産主義に関わらず、すべての人間の欲というものが、人間社会を崩壊させてしまうのではないでしょうか。

 私は、良寛についてはまったく何も知らないのですが、私の中のイメージとしては、庄屋の家に生まれ、小作人たちの心の醜さを知り、良寛は仏に救いを求め、修行に励んだんだと思います。しかし、晩年の良寛は修行にも関わらず故郷に帰り、定寺も持たず、「天上天風」などとうそぶきながらも書を書いてやることを嫌がり、それでも、金持ち等の庇護のもと、安穏と時を過ごしていたのではないでしょうか。それがある日、貞心尼と出会うことによって老いらくの恋に落ちる。そして、老年の自分は愛する人の前で、糞まみれで死んで行かなければならない欲を捨て、仏に帰依したはずの一生が、非常に無念に思えたのではないでしょうか。

 また、「釈迦涅槃図」というものがありますが、あれは、お釈迦様が厳しい修行の末に、やっと悟りを開いた。それをもって諸国を行脚して説法するも通じない人々に対して愛想をつかし、ふて寝をしている図ではないでしょうか。

 人間から欲を取り去ることは無理だと思います。しかも、欲を取ってしまったら何の進歩も向上もないと思います。しかしながら、過剰な欲望は人間社会を崩壊してしまうでしょう。

 だから今こそ、同友会の、何ものにも属さない、何ものの影響も受けないという主旨が大切だと思います。例会やその他の会に参加して、職業も役職も関係なく、一人の人間として色々な話題について本音で話してみることが大切な時間なのかもしれません。ですから、来年の賀詞交歓会(長岡開催)には、ぜひとも長岡に大勢の人に来てもらい、心から話し、笑い合いたいと思っています。今から心待ちにしております。

 なお、良寛やお釈迦様については、良寛ファンや仏教者の方に対して大変失礼があったかもしれません。これは全くの、私個人のイメージで、事実とは関係ありません。お許し下さい。

会員紹介―株式会社吉田工業 代表取締役 吉田徳夫氏

積み重ねからできた経営戦略

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吉田徳夫氏吉田工業は工場内の環境改善の会社でありホームページを開設してから着実に売り上げを伸ばしてきました。しかしホームページは仕事のきっかけであり、本当の仕事は客先へ出向いてから始まるそうです。仕事の打ち合わせの為なら全国どこへでも行くというスタンスをお持ちでした。リスクがあってもとりあえずやってみる、お客様のどんな要望にも応える、リスクを避けて仕事を受けない方がリスクであるとのこと。要望に応えながら新しい施工方法を見つけてきました。専門分野の枠を超えて改善案を提供できることが大企業にはない吉田工業強み。社員にも枠は与えず社員自身が仕事を開拓していました。最初から経営戦略というものはなかったそうです。しいて言えば断ることなくお客様の要望に常に応えてきた積み重ねが経営戦略になっていると言われていました。

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《編集後記》

吉田工業の持つ柔軟性が不景気の今を生き抜く方法の一つであるように感じました。

研修生 遠藤麻由子 記

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株式会社吉田工業 代表取締役 

吉田 徳夫 (燕市)

創業年月日:1980.01 社員:17名

事業内容:公害防止機器の設計・製作・据付、各種ダクト工事、局所排気装置取付

会員紹介―有限会社嘉平豆腐店 代表取締役 斎藤一良氏

国産大豆を使用したお豆腐を販売

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斎藤一良氏嘉平豆腐店は、明治初期創業のお豆腐屋さんです。昔と変わらない作り方でお豆腐を製造、販売しています。6代目になる斎藤さんは、家業に就いてから車での移動販売、国産大豆を使用した美味しいこだわりのお豆腐を作ることを始めました。もっと良い味の豆腐を作ることはできないかと考え、国産の大豆にこだわり、美味しいお豆腐作りに取りかかったそうです。日本各地の色々な大豆を試し、豆乳の濃度、にがりの量、にがりを打つタイミング、攪拌するスピードなどを研究しました。国産大豆と天然にがりを使い、こだわりのお豆腐が完成するまでに要した期間は、約3年。「よその味とは違う。味がおいしい。」と言ってくれるお客さんや、遠方からお店に足を運び、国産大豆使用のお豆腐をまとめ買いするお客さんもいるそうです。「大豆は生き物。出来不出来によっても違う。見極めることができるのが職人の技。」と真剣な眼差しでお話する斎藤さんでした。

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《編集後記》

あれほど美味しいお豆腐を作ることができるのは、斎藤さんの地道な努力、研究によってできたことをざる豆腐を食べながら実感いたしました。

研修生 相澤さい子 記

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有限会社嘉平豆腐店 代表取締役

斎藤一良(燕市吉田)

創業年月日:明治初期  社員:11

事業内容:豆腐、油揚げ等の製造販売

会員紹介―株式会社ヨシハラコーポレーション 専務取締役 吉原孝弘氏 

新しいお店作りに挑戦!

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吉原孝弘氏古町5番町にミシンのお店を構えるヨシハラコーポレーション。創業78年目の老舗のミシン屋さんです。ラブラ万代など新潟の数多くのショップと提携し、丈詰め等のお仕事もしています。

吉原さんは、アメリカに5年間留学された後、東京の産業廃棄物を扱う会社に数年勤務します。9年前新潟に戻り、家業のミシン業に就きました。

今後は、店舗をリフォームし、30代女性をターゲットとするようなお店作りを目指すとのこと。育児休暇中の女性が、子供服を作る「作る教室」を展開し、洋裁したものを展示できるような場も作っていきたい。また、若い人材を育てたい気持ちもあり、経理、お店のレイアウト、片付け、接客、レジ、縫製などの仕事に若者を採用していきたいそうです。

好きな言葉は「あきらめない」。「続けていればどんな仕事でも面白味がある、あきらめなければ、何かしら打開策が必ず見出せる」と熱く語る吉原さん。

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《編集後記》

お話を伺っていて、今後のお店の展開がとても楽しみになってきました。吉原さんはとても気さくな方でした。これから、吉原さんの人柄が現れるようなお店になるのではないかと感じました。

研修生 相澤さい子 記

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株式会社ヨシハラコーポレーション 専務取締役 

吉原 孝弘(新潟市中央区)

創業年月日:1932.07  社員:6名

事業内容:家庭用、工業用ミシン・工業用アイロンの販売・修理、洋服のお直し、アパート経営、洋裁、パッチワーク教室の運営

会員紹介―株式会社長井自動車販売 代表取締役 長井繁雄氏 

経験から培われたバイタリティーあふれる社長

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長井繁雄氏今後はネット販売の導入を予定しているとのことです。理由は、少子化により売上の伸びは頭打ちになることが予想されるので、これからは遠方にいる客層を開拓していかなければならないため。難点は遠方の客先は、リピーターとしては望めないということ。また、スピード化の時代であるので、それに対応するよう経営理念は変えないが、手段と方法は変えていかなければならないとおっしゃっていました。平成9年に車検会社を増設し、直後の消費税率のアップと平成不況による消費の落ち込みなど、苦難はあったそうですが乗り越えてきたそうです。

「リーダー」とされる人の所以は、まずは礼儀。礼節があるかないかで、その人の人間力に対する周囲の目が変わる為、身についていなければならない、ぜひ身につけてもらいたいと語っていらっしゃいました。

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《編集後記》

ここでは記載しきれない多数の苦労と経験を経てこられた社長でした。その経験を基礎にした話の内容には非常に説得力を感じました。

研修生 遠藤麻由子 記

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株式会社長井自動車販売 代表取締役 

長井 繁雄(新潟市北区)

創業年月日:1968.04 社員:23名

事業内容:新車中古車販売、車検整備、板金塗装、保険、カーリース

会員紹介―有限会社曽野木商事(ととや)須田和行氏

ととやの新サービス?釜飯宅配サービスを始めて2ヶ月目?

須田和之氏美味しい釜飯のお店で有名なととやさん。それに加え、一昨年には新メニューの、県内で初の「カレー鍋」を発表。また、3ヶ月前から新しく釜飯宅配サービスを始めました。既存の資材をうまく活用し、お店側からお客さんに向けて発信していくような販売方法はないかと5年ほど前から練り続け、そして思いついたのが、宅配で釜飯を届ける案でした。毎日手探り状態ですが、このサービスは好評でリピーターも増えているとのことです。今の課題は、始めたばかりの釜飯宅配サービスに対するお客さんの認識をより高めていくことだそうです。

「自信を持って美味しいと言える商品しか出さない」と真剣に語る須田さん。食材にもこだわる緑提灯「地場産品応援の店」です。食に携わっている人間は、美味しいものを作って終わりではなく、食文化を担っている責任もあると強く感じさせられました。

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《編集後記》

経営に生かせる良いアイデアや次の商品開発のために常にアンテナを張っていらっしゃる印象を受けました。今後、どのような新メニューが出てくるのか楽しみです。

研修生 相澤さい子 記

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有限会社曽野木商事(ととや)

須田和行(新潟市中央区)

創業年月日:1976年10月 社員:35名

事業内容:「ととや」という店名で和食レストランを経営

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会員紹介?有限会社W;WORKS 代表取締役 渡部貞子氏

笑顔の介護施設

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渡辺貞子氏介護施設リハブ・サロンドゥーは、施設というより美容室や広い一軒家を連想させるものでした。経営者が女性であるせいか、花があちこちに飾られ明るい内装でした。内装が明るい介護施設は増えてきましたが、他の介護施設よりも入所者の話声が沢山聞こえました。

立ち上げまでの経緯は、介護のボランティアをきっかけに全国各地の施設を回り、その1つの神戸で見つけた介護施設に、大変感銘を受けたそうです。そこから様々なノウハウを教えてもらい、現在のリハブ・サロンドゥーを立ち上げました。他との違いは入所者を介護するだけでなく、自立、回復をする手助けもすることです。食事には季節のものを取り入れ、3ヶ月に1度イベントを行い、アンケート調査も行うなど、入所者の満足度120%を目標に取り組んでいられました。経営していて良い事は、人が喜ぶ顔が見られることとのこと。人が成長するには、「助けてられる縁」と「叱られる縁」が必要とおっしゃっていられました。

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《編集後記》

経営者の渡部さんは多忙なご様子の中、終始笑顔でインタビューに答えて下さり、生き生きとした方でした。

研修生 遠藤麻由子 記

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有限会社W;WORKS 代表取締役

渡部貞子(新潟市)

創業年月日:1990年5月 社員:5名

事業内容:デイサービス、介護施設/土木・土木設備設計製図、CAD・パソコン指導、人材派遣、住宅改修

会員紹介―有限会社入山建設 代表取締役 入山吉幸氏

入山建設の環境保護への取組み

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企業訪問 024入山建設では建築物の建設から解体、また客先の相談に受け合うなど建設分野のよろず屋的、建築コンサルタント的事業を展開しています。

興味深かった点としまして、手作業での可能な解体においては、手作業を導入しています。手作業による利点は解体時の飛散の防止、解体した資材をリサイクルできるという点であるとのこと。ただリサイクルに適した形に処理する為にコストがかかること、課題はまだまだ残っている様子でした。また民間企業で初めて一般住宅にテラセル(土壌安定システム)を導入していました。テラセルは災害防止、災害復旧、緑化に対応など環境保護にも役立つというものでした。実際に設置した写真を拝見したところ、階段状になっており花を育てることもできる見た目もよいものでした。

《編集後記》

インタビューをして受けた印象は、企業のイメージアップの為に環境保護をしているのではなく、事業で行っている保護活動は純粋に環境の為に行っているという印象を受けました。

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有限会社入山建設代表取締役

入山吉幸 (聖籠町)

創業:1988 年7 月 社員:8名

事業内容:土木工事一般(下水工事含む)・建設工事(リフォーム等)木造住宅解体工事

会員紹介?有限会社藤田印刷 代表取締役 藤田 誠氏

社長就任3年目の若きホープ

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藤田氏藤田さんは、生まれも育ちも新発田です。高校卒業後は、印刷業で修行するため上京。都会の生活に憧れていた藤田さんですが、そこでは、厳しい先輩の指導と長時間労働の仕事が待っていました。東京での修行時代の思い出を振り返ると、「今では、良い思い出。どんな辛い仕事でも耐えられる基盤になった」と話す藤田さん。

約3年間の修行時代を東京で過ごした後、先代の社長の下、家業の印刷会社で働くことになります。社長に就任してから、今年で3年目。新発田支部では、期待の若手経営者です。経営していて良かったと感じることは、お客さんに褒めてもらうこと。「どんな嫌なことが立て続けにあっても、お客様が褒めてくれることで救われる」と笑顔で話す藤田さん。仕事をする上で、どうすればお客さんのプラスになるかを常に考えています。いつも謙虚な姿勢で、学ぶことをいとわず、有言実行するよう心がけているそうです。

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《編集後記》

仕事についてお話していた時の藤田さんの真剣なまなざしが、とても印象的でした。そして「純粋に物作りが好き」ということが伝わってきました。

研修生 相澤さい子 記

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有限会社藤田印刷 代表取締役

藤田 誠(新発田市)

事業内容:印刷、デザイン

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中小企業経営フォーラム2009?参加者感想?

「第4分科会に参加して」 (有)滝本工務店 滝本勝則

ホームページを活用しながら売り上げを伸ばしている吉田工業さん。そのホームページから集客をしたお客さまに対して、まず現場に行く。それも行動範囲は半径500キロ圏内。どうしてあげれば喜んでもらえるのか、関わりの中で信頼関係を築き、困りごとを解決し、言われたもの以上の提案と施工していくというお話でした。報告の中で、「やってみれば」の一言が印象に残っています。

最初から「無理」と判断するのではなく、形として、また心の中で何かが残るのかわかりませんが、経験の積み重ねがその人の人間力を高めていく気がしました。何事も挑戦であり、最後までやり遂げる気概のある人になりたいと思います。

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「初めてですから」 (株)Re-size.野口 晃

懇親会にまつわるエピソード。それは一本の電話から始まりました。「野口さん、今年の経営フォーラム懇親会の司会に決まったから」この一言でもう逃げられません。司会なんて小学校以来した事が無いのに、本人のいない所でこんな事が決まってしまう何とも恐ろしい同友会青年部。なんだかんだと皆さんお忙しい中、フォーラムに向け段取りをして参りました。(大変ご苦労様でした)しかし懇親会の司会である相棒のクロブ・・・失礼、給材の宮崎さんとは懇親会の始まる前1時間位の練習だけで本番に臨むことに。一応は進行と言うべきコトの確認は出来ましたが、やはり練習と本番では違いました。何が違うって、進行などお構いなしに段取り変更の要請が雨アラレのように降り注ぎます。さすが経営者という人種はワガママだと言うことを改めて実感した次第です。司会など始めての経験でどうなる事かと思いましたが、無事に終わってホッとし、今となっては「良い経験をさせてもらったな」と感じています。「機会があったらまた司会をしてみたいな」とは思いませんけど。今回は私が同友会で初めて主体的に参加させて頂いたものでした。これも全てあの日の電話のおかげと思い感謝しております。

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??????? 分科会の報告者達懇親会は終始盛り上がりました。

中小企業経営フォーラム2009?参加者感想?

「共に育つ経営」 沖野彫刻 沖野兼一

 初めて参加した経営フォーラムは、高卒なので行った事はありませんが大学のような感じで、凄いと思いました。分科会は、基調講演された河野通洋さんの講演を聴きました。凄くパワフルな方で興味深い話を沢山されていましたが、私が一番感じた事は、「共に育つ経営」です。社員間で学び合い、地域社会と共に育っている。そこで、私の会社でも学びの場を作る事にしました。翌日に社員に話し、週に1時間、他の人に教えたい事や、自分が聞きたい事を、社員間で企画運営してもらう事にしました。これから、どんな変化が起こるか楽しみです。今後どう地域に広げて行くかは、まだ分かりませんが、私も共に学び育ちたいと思います。

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「経営フォーラム2009に参加して」 燕商工会議所? 大滝利弘

? 例年に較べて参加者の若さ、エネルギーを感じたフォーラムだった。それから、同友会メンバーとの再会、おしゃべり、見方・考え方に対する意見交換などを聴かせていただくことは、有意義な正に良薬かつ時間(とき)と感じた。分科会は長岡の緑水工業?の鈴木社長の報告を聴かせていただいた。サブタイトルの「・・・本当のリスクは内側にあった!」で直観的に決めました。社歴・規模大小云々より内部(会社組織)の風通し、コミニュケーションの重要さを痛感。そして、事故での初動処理、社長の決断、誠意(まごころ)がポイントと改めて思いつつテーブル討議に参加しました。各経営者のリスクに対する感度(温度)と重責務を思いながら、鈴木俊弘氏(テーブル長)の名進行で、あっと言う間の分科会でした。

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  ????? 真剣なまなざしの参加者一言一句聞き逃さない!

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中小企業経営フォーラム2009?基調講演

「奮起せよ!企業を強くし、地域を守れ!」 

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フォーラム4 

同友会の3つの目的の1つ「良い地域を目指す」を学ぶため基調報告を頂いたのは岩手県陸前高田市で200年続く醤油、酒、味噌の醸造業を営んでおられる(株)八木澤商店、専務取締役河野道洋氏です。氏は現在36歳。岩手同友会では設立2年で会員数80名の気仙支部を作り上げるとともに、共同求人委員長として新しい仕事作りと雇用の創出を通じ、地域作りに取り組んでおられます。

基調報告は河野氏の「地域が疲弊していくのは中小企業の責任です。新しい価値を生み出し地元に仕事を作らないからです。」という強烈なメッセイージで幕を開けました。企業を強くすることが何故地域の発展につながるの?地域作りをすると企業が良くなるの?何故同友会の目的に地域作りが掲げられているの?そんな疑問をデータと論理と情熱で熱く語って頂きました。

氏は言います。地方の人口は減少の一途をたどっている。黙っていたら地域も会社もなくなってしまう。だから動くしかないのだと。だったらどう行動するべきか。自分たちの生まれた町と仕事に自信と誇りを取り戻す。人々が幸福で暮らせる地域を作っていく。その為に日本人の9割の雇用を担う中小企業が仕事を創り出し雇用を創出する。それを成し遂げる為に仲間と共に学ぶ。仲間の輪を広げるために地域に同友会活動を発信するのだと。

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??このことは私たちにとって正しく自分ごとです。昨年10月からの1年間で11,489人(0.48%)減少、平成11年からの10年間で10,2621人(4.13%)減少というのが新潟県の実状なのです。

基調講演青年部は河野氏が「企業を強くし地域を守る」ため同友会活動の輪を広げる運動を気仙の地でどのように行っているのかを学びに行きました。そこでは気仙支部の皆さんが行政、学校、他団体、地元メディアと連携しながら、600名規模の市民参加行事に取り組んでおられました。北海道同友会の植松電機の植松専務を招き、小中学生を対象にロケット作りの行事を、そして子供達と地域の方に植松専務の夢あふれる講演を行っていました。地元新聞では3日間連続1ページをさいた特集が掲載されていました。子供たちに夢を諦めないで育ってほしい、自分の生まれた地域で夢を実現させる仕事をして欲しい、共に同友会で学び、共に地域を発展させて欲しい。そんな強い思いを地域の人々に発信していました。

基調講演の翌日、河野氏と共に条例制定を成し遂げた下越南支部の加藤支部長を訪問し、それぞれにおける地域作りの現状と課題を語って頂きました。河野氏は「新潟も熱いですね。岩手も負けていられません」という言葉を残し陸前高田の地へと帰って行かれました。いえいえ我々こそ岩手には負けていられません。私たちが奮起するときは今しかないのです。

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小林牛乳店 小林 淳 記

会員紹介―有限会社アイメック 代表取締役 石井 博氏

会社の資産は社員のスキルあいめっく

社長は弥彦村の農家に生まれ工業高校を卒業後、他県で大手電機メーカーに就職しました。就職後企業の歯車の一つではなく自分で設計して自分でつくる仕事をしたいと思い帰郷し再就職しました。その7 年後に今の会社を設立しました。
アイメックでは自動制御盤装置の製造している為、客先であるメーカーの経営悪化に伴い苦しい状況にはありますが社員は解雇しないと言っておられました。高い技術を持った社員を大切にしたいとのこと。
オーダーメイド式の生産である為同じ製品を継続的につくることはないそうです。それゆえ常に新しい技術を取り入れていくことは必須であるそう。特許を得た製品の発注を受け生産中であることもあり、ここにきて先の見通しが明るくなってきているとも言っておられました。
<編集後記>
流れ作業ではなく、個人個人で一つの製品を製造している現場を拝見させて頂き社員の方が高い技術を持っていることに納得しました。

研修生 遠藤麻由子 記

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有限会社アイメック 代表取締役
石井 博(弥彦村)
創業年月日:1978 年7 月 社員:13 名
事業内容:産業機械・工作機械の各種自動制御装置の設計製作計装工事